現地社員を定着させるには?

日系企業が進出する都市は一般的に外国企業が多く集まっているところだと思います。イスタンブールもそうです。このような環境では優秀な現地社員が突然他企業に引き抜かれたりして転職してしまうリスクが高く、仕事に影響が出ることがあります。代わりの人を探すのにも時間がかかったり、良い人がなかなか見つからなかったりと苦労します。

長く働き続けてもらうには、条件面(給料、労働時間、福利厚生など)でその地域の標準から外れないことはもちろんですが、それ以外にもモチベーションを保って働いてもらうことが大切です。たしかに多少の給料差で転職する人もいますが、仕事に対するやりがいを重視する人も意外といるものです。ではどうやって社員のモチベーションを上げるか?次のことが大切です。

できる限り権限を与えて自由にやらせる

私は多くの細かなやり方を指示されるよりも、ある程度の権限を与えられて自分で考えながら自由にやらせてもらえる方が楽しいと感じます。外国人も同じような人が多いです。特に日本人の仕事のやり方は外国人と違っていたりするので、私も最初は現地社員のやり方に抵抗がありましたが、目標にたどり着けばどんなルートでもOKと考え、ある領域は思い切って全面的にやらせてみました。本人は悩みながらも主体的に考えながらいきいきとやっていました。もちろん必要な段階での承認やフォローアップは必要です。その結果、駐在員の仕事が減ればなおよしです。

ほめる、感謝を伝える

すごく単純なことなのですが、日本人はほめられ慣れていないせいか下手ですよね。うまくできた時はほめてもらえれば誰でも気持ちいいものです。「よくできたね。ありがとう。今度はもう少し難しい仕事もできそうだね!」という感じでうまくのせることができれば良いのです。いくらほめてもタダですしね。特に良い仕事をした人には表彰してあげる、なども効果があると思います。日頃から感謝の言葉も忘れずに。

評価をする際にきちんと説明する

これはどちらかというとモチベーションを落とさないためです。謙虚な日本人と違って自分の能力は極めて高いと思っている人が多いので、本人と上司の評価の間にギャップが出がちです。このような場合は本人に納得してもらうために、良かったところと悪かったところをクリアにして、なぜその評価になったのか、もっと高い評価を得るためにはどうしたら良いのかを説明しなければなりません。そのためには時間がかかってもあらかじめスタッフの目標(できるだけ数値で)を本人納得の上できっちり決めておくことが必要です。

失いたくない優秀な現地社員ほど転職して会社を去っていくリスクが高いものです。上は一例ですが、相手の気持ちになってできる限り長く働いてもらえるような工夫をしましょう。

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